外国人の緊急居住支援を行いました

こんにちは、リノベーターの中田です。

当社は、「すべての人に、こころ休まるすまいを」得られる社会の実現を目指しています。空き家や築古物件を活用することで、単身高齢者や生活保護世帯などの住宅確保困難者の手の届く住まいを提供しています。

 

日々の忙しさにかまけ、年末からブログ記事の更新が滞りがちになっていました。今年から週1回の更新を己に課し、色々な出来事をシェアしていきたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

昨年末のことになりますが、外国人の緊急居住支援を行いました。この方は、京都府内の寮付きの企業で働いていたのですが、人間関係の悪化により自主退職。住まいを失ってしまうため、次の職と住まい探しの両方に困っておられました。

市役所から相談いただいた3日後には寮を退去する必要があるにも関わらず、次の住まいも見つかっていない状態。このままだとホームレスになりかねない状況でした。

 

ご本人とお話すると、日本滞在歴は長いものの日本語が全く話せず…。今の賃貸市場において、外国人は、言語の問題や騒音などの生活習慣の違いなどから、大家さんに拒否感を持たれることが多く、普通でも借りにくい現状にあります。更に、まだ次の職が見つかっていないため、長期的な住まいとして部屋を借りることも難しい。これは一般の不動産仲介業者では住まいを見つけられないなと直感しました。

 

ご相談の3日後、緊急支援として、懇意にする居住支援法人様と連携しながら、その時点で空いていたリフォーム前のお部屋を一時的な住まいとして提供することにしました。この間に、次の職を探していただき、日本での生活を建て直すことになります。

スムーズに進んでいったようにも見えますが、リフォーム前のお部屋をお貸ししたので、引越前に代表の松本と私で急遽掃除をしたり、照明器具を付けたり。。

また、ガスや水道などのライフラインの手続きも、ご本人にはハードルが高く、そのサポートもしたりと色々な経緯がありました。その間も、ご本人はご自身の要望をはっきりと表現するので、英語で言い合ったりなどもありました。

今後は、次の住まい探しも引き続きサポートしていく予定です。

 

このように、私たちは、外国人という属性で入居者や支援を拒みません。もし、京都府・大阪府にて、住まい探しでお困りの外国人の方、またはご支援者法人様がいましたら、お気軽にご連絡ください!

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