家賃保証会社の審査について

家賃保証会社の審査について

 

こんにちは、リノベーターの東田です。

前回「家賃保証会社と家賃の滞納」を紹介したところ、入居希望者の方から「家賃保証会社の審査は何を見られるの?」、「審査に落ちたらどうしたら良いの?」との質問を受けました。そこで、今回は家賃保証会社の審査方法や落ちた場合の対策について、ご紹介します。

 


当社は、「すべての人に、こころ休まるすまいを」得られる社会の実現を目指しています。

空き家や築古物件を活用することで、単身高齢者や生活保護世帯などの住宅確保困難者の手の届く住まいを提供しています。


 

家賃保証会社の審査について

・家賃保証会社の審査は各社の基準で行われる

前回、家賃保証会社には、全保連、日本セーフティー、日本賃貸保証、Casa、あんしん保証など数十社があると紹介しました。家賃保証会社は、それぞれ独自の審査基準を設けているため、A社で審査には落ちたが、B社では審査に通った、ということもしばしばあります。

 

さらに、家賃保証会社の審査に加えて、物件によって管理会社や大家の審査も加わります。そのため、入居審査において、何が原因で、どの段階で落ちてしまったのかは、入居者には分からないのです。

 

・家賃保証会社の審査の手順

 

家賃保証会社の審査は、不動産会社を経由して行われます。家賃保証会社で審査を受ける際には、住所、氏名、生年月日、勤務先、収入など個人情報のほか、緊急連絡先となる親族や知人の方の個人情報が必要になります。

 

緊急連絡先は、家賃などの入居者の債務を保証する保証人ではなく、入居者と連絡が取れない場合の緊急連絡先としての役割を負います。入居者の年齢や収入に応じて、家賃保証会社によっては、緊急連絡先を親族に限定したり、2人の個人情報の提出を求められたりすることもあります。

 

個人情報や緊急連絡先の情報を記載した審査申込書に、マイナンバーカードや保険証などの身分証を添えて提出します。審査結果は、早ければ、当日、通常23日で判明します。

 

・家賃保証会社は何を調べるの?

 

家賃保証会社は、以下のような基準で審査しているものと思われます。

  1. 家賃等の支払能力があるか(勤務先や収入の安定性など)
    提出した勤務先や年収などの情報から、家賃などの支払能力があるかを調べます。
  2. 希望する物件の家賃などの条件が、収入に対して過度ではないか
    収入と家賃のバランスが取れているかなどを調べます。一般的に、家賃は手取り収入の1/3とされています。
  3. 人柄に問題はないか
    家賃保証会社によって、申込者に電話で連絡を取ることがあります。その際の応対によって、人柄をチェックしているようです。家賃保証会社から電話がかかってきたら、丁寧な応対をするように心がけましょう。
  4. 反社会的勢力ではないか
    反社会的勢力との関係を持たないように、逮捕履歴のインターネット検索などの反社チェックを行っています。
  5. 過去に、滞納履歴(いわゆる「ブラックリスト」)がないか

 

・延滞や滞納履歴がある方は要注意

家賃保証会社の審査において、注意が必要な項目は滞納履歴、いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれるものです。

 

個人の延滞・滞納履歴は「信用情報」と呼ばれ、国が指定する3つの信用情報登録機関がこの信用情報を管理しています。信用情報には、家賃だけでなく、ローンの借入・返済状況や、クレジットカードや携帯電話などの支払の履歴など、個人の信用を基に行われた取引の履歴が蓄積されています。

 

家賃保証会社の審査においては、この「信用情報」が審査情報として利用されている可能性が高いです。そのため、家賃の延滞はもちろん、クレジットカードや携帯電話の支払に延滞があれば、審査に影響します。

 

もちろん、家賃保証会社によって審査方法は異なるため、この「信用情報」を重視しているかどうかは会社によって異なります。

 

・無職や生活保護受給中だと審査に通らない?

生活保護受給世帯でも、過去に滞納履歴がなく受給金額に応じた家賃の物件なら審査に通ることが多いです。また、無職であったとしても、家賃額によっては、貯蓄額や保証人によって、支払能力の信用力を示すことで審査が通ることもあります。

一方で、会社に勤められていて、収入があるのに審査に落ちる方も居られます。そのような方に詳細をお伺いすると、「過去に家賃を滞納してしまった」など教えていただくこともあります。

 

家賃保証会社の審査に落ちたらどうしたらいいの?

 

最近の賃貸住宅において、連帯保証人を必須とする代わりに、「家賃保証会社の利用を必須」とすることが多いです。そのため、家賃保証会社の審査に落ちると入居を断られることが殆どです。

 

・審査に落ちた場合の対処法

家賃保証会社の審査に落ちてしまった場合、その理由は不動産業者から教えてもらえません。そのため、上記の基準を振り返り、何が原因なのか、推測しましょう。

その上で、以下のような対処法が考えられます。

  1. 別の家賃保証会社に審査をかけてもらえないか、不動産業者と相談する
    不動産業者は、複数の家賃保証会社と提携しています。1つの家賃保証会社で落ちてしまった場合でも、他の会社の審査なら通るかもしれません。そういった対応ができないか、相談してみましょう。
  2. 希望物件の家賃を下げる
    また、物件の家賃額等の条件を下げることも1つの選択肢です。収入と比べて、家賃のバランスが取れていない場合は、条件を調整することで審査が通る可能性があります。
  3. 連帯保証人を用意する
    自分の信用力を補うために、連帯保証人を用意することも考えられます。

 

・当社にお気軽にご相談ください

当社には、「他の不動産業者で相談したものの、審査に落ちてしまった」と相談に来られる方がいらっしゃいます。自社所有の物件を中心、エリアなどのご希望に合わせて他オーナー様の物件もご紹介することができます。

 

今までに291名の方に住まいを提供したことで、相談者様の状況に応じた、独自の審査ノウハウを蓄積してきました。そのため、他で審査に落ちたけれど、当社で審査をかけると通ったというケースもあります。

 

また、当社の自社物件であれば、敷金・礼金、家賃保証保証料などの初期費用が不要で、当月の日割り家賃だけで入居頂けます。引っ越しにはまとまった費用がかかるものですが、自社物件であれば支出を抑えて、住み替えることができます。

まずは、お気軽にご相談ください!

 

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