▌家賃保証会社とは？

こんにちは、リノベーターの東田です。

最近、家賃保証会社の審査に落ち、大家さんから入居を断られ、当社に入居のご相談を頂くことが増えてきています。今回は入居希望の方からよく質問を受ける「家賃保証会社とは何？」、「家賃滞納したらどうなるの？」について、ご紹介させて頂きます。

▌家賃保証会社とは？

・家賃保証会社とは？

家賃保証会社は、入居者さんが家賃を滞納したときに入居者さんに代わって、家賃を大家さんに「立て替え払い」してくれる会社のことです。従来は、入居者さんが家賃を滞納したときのために、「連帯保証人」を立てることが一般的でした。しかし、「親や兄弟姉妹などが連帯保証人の要件を満たさない」、「頼みにくい」等があり、最近は連帯保証人に代わり、家賃保証会社がその役割を担うことが一般的となっています。今では、「家賃保証会社の利用を必須」とする大家さんが殆どです。

家賃保証会社として、全保連、日本セーフティー、日本賃貸保証、Casa、あんしん保証、ナップ、アーク賃貸保証など数十社があり、どの保証会社を利用するかは、大家さんや管理会社が選びます。

家賃保証会社を利用する場合、入居者さんが家賃に応じた保証料を支払います。保証料は、入居時に家賃の0.5～１カ月分、２年目以降は、年１～２万円かかるのが一般的です。入居者さんにとっては、保証人を用意しなくても良いメリットがあります。その一方で、入居時または毎年の保証料を家賃とは別に家賃保証会社に支払う必要があります。

▌家賃滞納するとどうなるのか？

家賃を滞納すると、家賃保証会社は、入所者さんに代わって、大家さんに家賃を払ってくれますが、それはあくまで「立て替え払い」です。家賃保証会社が立て替え払いした家賃は、入所者さんに請求されますし、頻繁に督促され、それでも支払わない場合は、退去勧告されることになります。最近の判例では、３か月以上滞納すると裁判所から退去命令が出る可能性が高くなります。

また、退去勧告、退去命令されるだけに留まらず、入居者さんの情報が事故情報として、いわゆるブラックリストに載ることがあります。ブラックリストに載ると、ある一定期間は、クレジットカードの作成が出来なくなったり、ローン審査に通らなかったり、携帯電話の分割払いが出来なくなり、注意が必要です。家賃を滞納しても家賃保証会社が払ってくれるから大家さんに迷惑が掛からず大丈夫だろう、と安易に考えると、大変なことになります！

当社でも入居を希望される方の中には、収入があるのに家賃保証会社の審査を受けると審査に落ちる方が一定数おられます。個人情報に関することですので、家賃保証会社は落ちた理由を教えてくれませんが、ご本人にお聞きすると過去に家賃の滞納をされた方も多くおられます。

家賃を滞納すると家賃保証会社の審査に通らないだけでなく、ローンを受けられなくなるなど様々な不利益を被ることになります。そうならない為には、毎月発生する固定費に占める割合の大きい「家賃を見直す」ことも大きなポイントとなります。家賃は手取り収入の1/3以下に抑えるのが望ましいと言われています。

例えば、大阪府の枚方市であれば、家賃相場は1DKで約5万円、2DKで約6万円、3DKで約7万円程度であり、3DKの部屋を借りようとすると手取りの収入で21万円以上が必要という計算になります。また、京都市内では、1DKで約5万円、2DKで約7万円、3DKで約9万円程度となります。

一方、当社の物件は築古物件が中心ですが、3DKでも4万円台で借りられる物件が多いです。年金受給の方や家賃を抑えたい方にも入居頂ける賃料設定となっています。最新の空き状況は物件情報サイトをご確認ください（こちらをクリックすると閲覧できます）。

・引っ越しも視野に入れてみよう

「いまの家賃が高く生活が苦しい」、「収入が下がってこれから先が不安だ」など思われている方が居られましたら、思い切って、引越しも視野にご検討されては如何でしょうか？